知られざる盗撮!Nシステムとは?

Nシステムとは、警察によって路上に設置された監視カメラ。正式名称は「赤外線自動車ナンバー自動読取装置」と言います。
 その数は、全国の公道上に600個所以上。1個所あたりの平均設置費用は約1億円と言われています。もちろんそのお金は私たちの血税から出ています。
 この監視カメラは、通過するすべての車両のナンバープレートを無差別に撮影し、そのデータを警察のコンピュータに記録します。警察は、盗難車両、手配車両の捜査が目的と説明するだけで、運用の実態を明らかにしようとしません。

問題は、類似したシステムである「オービス」が違反車両だけを撮影するのに対し、Nシステムは、通過した全車両、全ドライバーの移動を記録していることにあります。すべてのドライバーを潜在的犯罪者とみなし、「車による移動」を監視し続けているのです。
  ほとんどの人は、Nシステムの下を通過しても、撮影されていることに気づきません。無理もありません。Nシステムは肉眼では確認できない赤外線を使用して「盗撮」しているからです。これがもし可視光のストロボだったら?
何の理由もなく、ストロボの光を浴びナンバーと肖像を撮られることを、5千万人のドライバーが黙って受け入れるでしょうか?赤外線による盗撮という卑劣な手段のせいで、撮られていることに気づかないからこそ反対しようもない・・・それだけではないのでしょうか? 


オービスとは?

 一般にもっとも名前の知られた路上監視カメラであるオービスは、自動速度取締機の総称で、1980年頃Nシステムに先立ってアメリカで開発されたオービスVと呼ばれる装置がその原型です(NシステムもこのオービスVから派生した装置といえます)。現在、速度の計測方法などが異なるさまざまな種類のオービスが、500基以上も公道に配備されています。

1・フィルム撮影方式

もっとも初期型のオービスでは、速度違反車両を赤外線フィルムカメラにより撮影しています。オービス本体は路肩や中央分離帯に設置されており、速度違反車両だけを選択的に撮影します。 車両速度の計測には、レーダーを使用する場合と路面に埋め込まれたループコイルを使用する場合とがあります。レーダー式では、オービス本体から数十メートル手前に、速度計測用のレーダーが配備されています。ループコイル式では、オービス本体から数十メートル手前の路面に、速度を計測するループコイルが埋め込まれています。ループコイルの埋め込まれている位置には、路面に白線が引かれている場合があります。いわゆるレーダー探知機により速度超過の予防ができるのは、前者のレーダー式のタイプに限られます。 メンテナンスやいたずら防止などの理由から、現在新たに設置されるオービスは、後述するHシステムがほとんどであり、現存するフィルム撮影方式のオービスも順次Hシステムに切り替えられていくと思われます。

 

2・ Hシステム(LHシステム)

Hシステムは、阪神高速道路に重点配備されたレーダー式オービスから派生し、現在では一般道をはじめ全国の公道に設置されているオービスの総称です。Hシステムでは、従来のフィルム撮影方式のオービスとは異なり、赤外線CCDカメラを使用した電子画像撮影方式を採用しています。
Hシステムにも、車両速度の計測方法によって、レーダー式とループコイル式それぞれのタイプが存在します。ループコイル式のHシステムはLHシステムと呼ばれることもあります。 通常 Hシステムでは、本体の数百メートル手前に、速度超過を警告する電光掲示板が設置されています。これは、Hシステムは「高速走行抑止システム」であり、速度取り締まりのための装置ではないとする建前を正当化する目的と考えられます。



Tシステムとは?
Tシステムは、旅行時間計測システムの略称です。国道などの拠点に設置された赤外線CCDカメラによる車両ナンバー情報と、道路上のいたるところに設置された車両感知機による交通量情報とから、特定のアルゴリズムにより車両通過時間などを計算し、交通情報として利用しています。 さまざまな形状のTシステムが全国の公道に多数設置されていますが、赤外線CCDカメラが撮影した車両ナンバー情報は官憲にも提供され、Nシステムと同様に濫用されているとの批判があります。